1
田中昭平他.: 薬理と治療. 1977; 5: 2947-62.
2
岡部進他.: Ther Res. 1996; 17: 3663-9.
3
Watanabe T, et al.: Dig Dis Sci. 1996; 41: 49-54.
4
赤木正信他.: 新薬と臨床. 1965; 14: 887-90.
5
佐島敬清他.: 基礎と臨床. 1977; 11: 3182-6.
6
吉中康展他.: 応用薬理. 1981; 21: 921-5.
消化性潰瘍・胃炎治療剤
1g 6.1円
有効成分 | 1g中 メチルメチオニンスルホニウムクロリド 50mg メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 400mg 沈降炭酸カルシウム 200mg 炭酸マグネシウム 150mg |
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添加剤 | カルメロースNa、D-ソルビトール、l-メントール、硬化油、ステアリン酸ポリオキシル40、モノステアリン酸グリセリン、トウモロコシデンプン、銅クロロフィリンNa、グリチルリチン酸2K |
性状 | 緑色の散剤である。芳香及び清涼な味がある。 |
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薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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テトラサイクリン系抗生物質 テトラサイクリン塩酸塩 (アクロマイシン) デメチルクロルテトラサイクリン塩酸塩 (レダマイシン) ドキシサイクリン塩酸塩水和物 (ビブラマイシン) ミノサイクリン塩酸塩 (ミノマイシン) | これらの併用薬剤の効果を減弱させることがある。 | 2価、3価の金属と難溶性のキレートを形成し、消化管からの吸収を阻害する。 |
薬剤名等 | 臨床症状・措置方法 | 機序・危険因子 |
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ニューキノロン系抗菌剤 エノキサシン水和物 ノルフロキサシン オフロキサシン等 ビスホスホン酸塩系骨代謝改善剤 エチドロン酸二ナトリウム | これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。 | キレートを形成し、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられる。 |
甲状腺ホルモン剤 レボチロキシンナトリウム水和物等 胆汁酸製剤 ウルソデオキシコール酸 ケノデオキシコール酸 ジギタリス製剤 ジゴキシン等 ジフルニサル | これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。 | 消化管内で本剤と吸着することにより、これらの薬剤の吸収が阻害されると考えられている。 |
鉄剤 硫酸鉄水和物 フマル酸第一鉄等 | これらの併用薬剤の効果を減弱させることがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。 | 本剤による胃内pHの上昇及び難溶性塩形成により、これらの薬剤の吸収が阻害されるとの報告がある。 |
活性型ビタミンD3製剤 アルファカルシドール カルシトリオール | 高カルシウム血症及び高マグネシウム血症があらわれやすくなるので、注意すること。 | これらの薬剤が腸管でのカルシウム及びマグネシウムの吸収を促進させることが考えられる。 |
キニジン硫酸塩水和物等 | 排泄を遅延させることがあるので注意すること。 | 制酸剤との併用で、尿のpHが上昇し、排泄に影響を与えることがある。 |
クエン酸製剤 クエン酸カリウム クエン酸ナトリウム水和物等 | 血中アルミニウム濃度が上昇することがあるので、同時に服用させないなど慎重に投与すること。 | キレートを形成し、アルミニウムの吸収が促進されると考えられる。 |
血清カリウム抑制イオン交換樹脂 ポリスチレンスルホン酸カルシウム ポリスチレンスルホン酸ナトリウム | アルカローシスがあらわれることがある。観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。 | 本剤の金属カチオンとイオン交換樹脂が結合することにより、腸管内に分泌された重炭酸塩が中和されずに再吸収されるためと考えられる。 |
牛乳、乳製品 カルシウム製剤 | milk-alkali syndrome(高カルシウム血症、高窒素血症、アルカローシス等)があらわれることがある。観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 機序は不明であるが血清カルシウムの上昇と本剤による血中pHの上昇が関与すると考えられる。 |
頻度不明 | |
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過敏症 | 発疹等 |
皮膚 | かゆみ |
消化器 | 悪心・嘔吐、便秘、下痢、口渇、おくび等 |
代謝異常注) | 高マグネシウム血症、高カルシウム血症 |
長期投与注) | アルミニウム脳症、アルミニウム骨症 |